劇を見て、もし自分が同じ状況だったらと考えるととても耐えられないと思ったし、自分がここにいたかのように感じた。教科書だけでは想像できなかったと思う。嘉数中学校1年生
戦争中の人々の心情や背景がリアルに再現されていた。戦時中の人がどういう思いで生きていたのかよくわかった。普天間中学校1年生
戦争の悲惨さ、残酷さを改めて感じました。同じ人間同士なのに、人種や住む地域が違うだけで人が人でなくなる状況に言葉を失いました。40代、会社員
戦争体験者の話を聞くだけでなく、劇にすることで当時の人たちの感情を共有することができたように思う。戦争体験者の想いを引き継ぐためにも、この劇をもっと多くの子どもたち、そして学校現場にいる人たちに見てもらいたいと思った。50代、教職員
沖縄戦の後期。
糸満のガマに避難した父と娘は、
そこで二人の男と出会う。
ひとりは教師、もうひとりは
身分を隠した便衣兵だった。
便衣兵(べんいへい)=住民に偽装して戦闘を行う軍人
戦争体験者の証言を元にした創作劇。
体験者:大城勇一さん(摩文仁のガマに避難。
そこで起きた出来事を脚色しています)
琉球朝日放送公式サイトでも
紹介されました!
77年という月日が経ち戦争体験を自らの口で
伝えられる人が少なくなっているという大き
な課題が横たわっています。こうしたなか、
実感を持って考えるきっかけにしてもらおう
と「劇」に落とし込んで体験者の言葉を”見
える化”した新たな平和学習が注目されていま
す。
ある戦争体験者の方は、新聞を読みながら、
こう呟きました。
「また同じことが起きるよ」
新聞の紙面には、南西諸島の軍事化につい
て書かれていました。
防衛力の強化という名目で、沖縄が少しずつ
戦場へと変えられていっています。
平和は、生活すべてのインフラだと思います。
楽しいことも、悲しいことも、苦しいことも、
うれしいことも、世の中が平和だからこそ、
味わえる。
どうすれば、この日常を守っていけるのか。
この劇をたくさんの方々に観ていただき、
平和について、いっしょに考える機会に
していけたらと思っています。
脚本/演出 永田健作